本文
サイトの現在位置
2020年2月7日 更新
八葉山 天台寺
奈良時代の神亀5年(728年)、聖武天皇の勅命を受けた行基が開山したと伝えられる八葉山天台寺。瀬戸内寂聴師による法話の日には境内に入りきらないほどの参拝客でにぎわいます。
八葉山 天台寺

はるか奈良時代の神亀5年(728年)、聖武天皇の勅命を受けた行基菩薩が8つの峰と8つの谷を併せ「八葉山」と名づけ、山中の桂(カツラ)の大木を刻んで本尊の聖観音像(桂泉観世音)を奉り開山したと伝えられる八葉山天台寺。何ゆえにこの僻北の地にかくも大きな寺があり、永年に渡って信仰心に支えられてきたのか、深い謎と神秘に包まれています。

参道入口の画像

いまも参道入口にある桂の木の根もとから「桂清水」が湧き出ていますが、桂から湧き出る清水は霊水として信仰される所はほかにもみられ、天台寺信仰の原点も桂清水であったことが推測されます。

仏像の画像

天台寺に伝わる59体の仏像のうち13体は平安仏とみられています。中でも開山者である行基が彫ったとされる聖観音立像は、前面の独特なノミ跡と背面の平滑な仕上げのコントラストが美しく、国指定重要文化財となっています。
中世以降の注目すべき多くの工芸品が収められており、天台寺に寄せる篤い信仰心を現代に伝えています。本堂の屋根も見事に葺き替えられ、同じく重文指定を受けています。また浄法寺塗の出発点もこの天台寺であり、文化的な広がりは計り知れないものがあるます。

地元では天台寺を「御山」(おやま)と呼び信仰を捧げていますが、昭和62年に瀬戸内寂聴師を住職に迎えたことは全国的な話題となり、翌年比叡山延暦寺に伝わる「不滅の法灯」が分灯されて、御山信仰をいっそう揺るぎないものとして現在に至っています。

八葉山天台寺  電話 0195-38-2500

リンクはこちら
天台寺大改修
教育委員会文化財課ページへリンクします。(別ウィンドウで開きます)
関連情報はこちら
天台寺例大祭の様子はこちらから
古くから「おやまさかり」として親しまれてきた天台寺のお祭りは、桜が満開の5月に春の大祭が、稲刈りが終わる10月に秋の大祭が行われます。
本文終わり
掲載内容に関するお問い合わせはこちら
商工観光流通課
商工観光流通課
説明:産業振興企画、商工業の振興、勤労者福祉、金融指導、出稼ぎ、企業誘致、雇用対策、工業団地、特産品開発、観光事業の振興・企画・調整、地域特産品の振興、グリーンツーリズム、観光物産交流、金田一温泉の振興、エコツーリズム
住所:028-6103 岩手県二戸市石切所字荷渡6-3 県二戸地区合同庁舎5階
TEL:0195-43-3213
FAX:0195-23-1634