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2025年5月27日 更新
令和7年度帯状疱疹予防接種助成について
令和7年4月から、帯状疱疹予防接種は、予防接種法に基づいて市が一部公費負担する定期予防接種(B類疾病)になりました。帯状疱疹ワクチンを接種することによって、帯状疱疹の発症や帯状疱疹後神経痛(PHN)などの合併症を予防できますので、この機会に接種をご検討ください。

1.帯状疱疹について

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)を起こすウイルスと同じ水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。発症すると、体の片側の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。

日本では、80歳までに約3人に1人が発症するといわれており、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。

「帯状疱疹ワクチンについて」(厚生労働省ホームページ)

2.接種対象者(助成対象者)

接種日当日に、二戸市に住所を有する以下の方

(1)年度内に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる方

年 齢 生 年 月 日
65歳相当 昭和35年4月2日 ~ 昭和36年4月1日生
70歳相当 昭和30年4月2日 ~ 昭和31年4月1日生
75歳相当 昭和25年4月2日 ~ 昭和26年4月1日生
80歳相当 昭和20年4月2日 ~ 昭和21年4月1日生
85歳相当 昭和15年4月2日 ~ 昭和16年4月1日生
90歳相当 昭和10年4月2日 ~ 昭和11年4月1日生
95歳相当 昭和 5年4月2日 ~ 昭和 6年4月1日生
100歳相当 大正14年4月2日 ~ 大正15年4月1日生
101歳以上 大正14年4月1日 以前に生まれた方
※過去に帯状疱疹ワクチンを接種したことのある方は定期接種の対象外です。

(2) 60歳から65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がい(身体障害者手帳1級程度)がある方
※⑵の方は、事前に手続きが必要となりますので、問い合わせ先までご連絡ください。

3.予診票の送付

接種対象者(1)の方へは、令和7年3月末に個別にお知らせと予診票を発送しました。

※紛失や転入等で予診票をお持ちでない方は問い合わせ先まで、ご連絡ください。

4.実施期間

令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで

組換えワクチン(GSK社「シングリックス」)を接種する場合は、1月までに1回目の接種を受けることをお勧めします。(3月末までに2回接種する必要があります。)

※実施期間外での接種は、予防接種法に基づかない任意接種となり、全額自己負担になります。

5.ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン(GSK社:シングリックス)の2種類あり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続時間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。


ワクチンの特徴
  生ワクチン(ビケン) 組換えワクチン(シングリックス)
接種方法 皮下に接種 筋肉内に接種
接種回数 1回 2回
接種スケジュール 通常2か月以上の間隔をあけて2回接種

※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
接種条件 病気や治療によって、免疫の低下している方は接種できません 免疫の状態に関わらず接種可能


帯状疱疹に対するワクチンの予防効果
  生ワクチン(ビケン) 組換えワクチン(シングリックス)
接種後1 年時点 6 割程度 9 割以上
接種後5 年時点 4 割程度 9 割程度
接種後10 年時点 7 割程度


※ 帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

6.副反応について

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。 頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。  
主な副反応の発現割合 生ワクチン(ビケン 組換えワクチン(シングリックス
70% 以上 疼痛※
30% 以上 発疹※ 発赤※、筋肉痛、疲労
10% 以上 そう痒感※熱感※腫脹※疼痛※硬結※ 頭痛 腫脹※ 悪寒 発熱 胃腸症状
1% 以上 発疹 倦怠感 そう痒感※ 倦怠感 その他の疼痛


(※)ワクチンを接種した部位の症状  各社の添付文書より厚生労働省にて作成

7.助成金額について

ワクチンの種類 接種回数 助成金額
生ワクチン
(ビケン)
1人1回 4,000円 

(※生活保護受給者は全額)
組換えワクチン
(シングリックス)
1人2回
(2回目の接種は、通常初回から2か月以上の間隔をおいて接種します)
10,000円/1回

(※生活保護受給者は全額)

8.実施医療機関

二 戸 市 一 戸 町
おりそ内科循環器クリニック      22-2251 いちのへ内科クリニック 33-2701
カシオペア医院 23-3331 小野寺内科医院 33-2505
かわさきクリニック 26-9900 小鳥谷診療所 34-3501
菅整形外科皮膚科クリニック 23-7311 ふくもりたこどもクリニック・アレルギー科 43-3137
すがわら消化器内科 23-2879 松井内科医院 33-2201
千葉耳鼻咽喉科医院 26-8133 岩手県立一戸病院 33-3101
二戸クリニック 25-5770 軽 米 町
金田一診療所 27-2205 むらかみ医院いたみのクリニック 48-1500
浄法寺診療所 38-2021 岩手県立軽米病院 46-2411
岩手県立二戸病院 23-2191 九 戸 村
    岩手県立二戸病院附属
九戸地域診療センター
42-2151

9.他市町村(上表の医療機関以外)で接種を希望する場合

施設入所や長期入院など特別な事情により、上表にある医療機関以外で接種を希望する場合、二戸市長から接種医療機関へ「岩手広域接種受診票(県内)」または「予防接種実施依頼書(県外)」の提出が必要です。申し出から発行まで1週間ほど要しますので、予防接種を受ける1週間前までに問い合わせ先までご連絡ください。また、接種後の発行は出来ませんので必ず接種を受ける前に申し出てください。

10.他のワクチンとの同時接種について

帯状疱疹ワクチンは、医師が特に必要と認めた場合に、肺炎球菌感染症やインフルエンザワクチン等と同時接種が可能ですが、医療機関により対応が異なりますのでご注意ください。 生ワクチン(ビケン)については、他の生ワクチンとは27日以上の間隔を置いて接種してください。

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国保予防課
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説明:国民健康保険の医療費給付、後期高齢者医療の資格、給付等の申請受付、予防接種、食育、栄養・相談、食生活改善推進員の育成、指導
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