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2020年1月21日 更新
犬を飼う方へ

犬は古くから人間と共に暮らしている、人間に最も身近な動物の一つです。

しかし、最も身近な動物であるがゆえに、動物にも人間にも感染する病気、人獣共通感染症がまん延した場合、病気の媒介者となってしまう恐れがあります。近年話題となっている、デング熱やエボラ出血熱、鳥インフルエンザ等も人獣共通感染症です。

そのような恐ろしい人獣共通感染症の一つに狂犬病があります。
世界中で年間約55,000人が感染し死亡している狂犬病は、発症後の有効な治療法が確立されておらず、発症してしまった場合、ほぼ100%の人が亡くなってしまう、人獣共通感染症の中でも最も恐ろしいものの部類に入ります。

日本では現在狂犬病は発生していませんが、世界に200近い国がある中で、狂犬病が発生していない国は10か国にも満ちません。
つまり、いつ狂犬病が侵入しても不思議ではありません。
実際、平成25年には日本の隣の台湾において、54年ぶりに狂犬病が発生しました。

狂犬病に感染した犬に、人や犬が咬まれた場合、狂犬病に感染してしまいます。
感染から発症までの潜伏期間が長い狂犬病の場合、発症前でも感染犬が散歩したときなどに、周囲の犬や人をかんだり、傷口を舐めたりした場合でも、感染を拡大させる恐れがあります。

そのため犬の所在地や飼い主を明確にし、万が一の際、迅速な対応を可能にすることを目的に、飼い主には犬の登録及び狂犬病予防注射が法令により義務付けられています。また、義務に違反した場合は、罰則が適用されます。

関連情報はこちら
狂犬病(厚生労働省)
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