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2023年11月16日 更新
折爪岳
折爪岳は、標高852.2mで、晴れた日の山頂展望台からは、360度のパノラマが一望できます。ブナやミズナラの森、野鳥、ヒメボタルなどの貴重な動植物に恵まれ、自然に触れ合える魅力あるエリアです。

 馬仙峡とともに県立自然公園に指定されている折爪岳は、標高852.2mとそれほど高くありませんが、周囲に高い山がないため、晴れた日の山頂展望台からは、八甲田連峰、岩手山、八戸の夜景など、360度のパノラマを見ることができます。
 森林公園内には「ふるさと自然公園センター」「もりの学び舎」などの自然体験や森林について楽しく学べる施設のほか、「山の家」「オートキャンプ場」「展望台」「遊歩道」などが整備され、自然豊かなブナやミズナラの森、野鳥、ヒメボタルなどの貴重な動植物に恵まれ、自然にふれあうことができる魅力あるエリアとなっております。
 また、二戸市、軽米町、九戸村三市町村それぞれに特徴的な施設が作られ、自然公園として一層の充実が図られています。

ヒメボタルの画像

7月10日頃から20日頃にかけて100万匹ともいわれるヒメボタルが真夏の折爪岳の夜を彩ります。

■ ヒメボタルとブナやミズナラの森

 舗装道路が通じ、山頂にはテレビ塔やパラボラアンテナが林立し、科学の山を思わせる折爪岳は、豊かな自然にも恵まれています。山頂付近には、多くの人が汲みに訪れるほどきれいで豊富な湧き水と、それにつづく沢沿いにはブナやミズナラの木があり、その環境がヒメボタルの生息地として岩手県の天然記念物に指定されていて、時期になれば幻想的な光の舞を誰でも見ることができます。
 また、遊歩道もあり、自然観察や森林浴にも最適です。

 ヒメボタルは、メスよりオスが大きくメスは、2秒から3秒間に1回瞬きながら発光するのが特徴です。オスは1秒間に1回の割合で規則正しく発光しますが、両者が協力しながら輝く様は、真夏の山を彩る光のページェントです。
折爪岳のヒメボタルの観賞好適期は、7月10日頃から7月20日頃となっていますが天候等により左右されることも多いようです。

 ヒメボタルはその後、7月から8月にかけて産卵。直径約0.6mmの卵を土の中に産み付け、9月から10月にふ化。地上の貝類を食べながら約2年間の陸上生活を送ります。
 よく成長した幼虫は、簡単な土まゆを作り、約1か月で羽化。7月中旬から8月にかけて次々と羽化した成虫は、1週間から10日のあいだ燃え尽きるように光り輝き、次への生命を残し命を閉じます。

ブナの木の画像

神秘的なブナの木

ヒメボタルの成虫の画像

ヒメボタルの成虫

■ 山頂周辺案内

●山頂周辺施設のお知らせ
ふるさと自然公園センター・もりの学び舎
・令和5年度の営業期間 4月30日(日)から11月18日(土)まで
山の家
・令和5年度の営業期間 5月1日(月)から11月15日(水)まで
オートキャンプ場
・令和5年度の営業期間 
 宿泊 5月1日(月)から11月17日(金)まで
 休憩(デイキャンプ)4月30日(日)から11月18日(土)まで
・令和5年度の最終予約受付日 
 電話予約 11月16日(木)まで
 折爪岳ホームページからの予約 11月14日(火)まで

●ふるさと自然公園センター・もりの学び舎・山の家

 ビジターセンターとしての機能をもつ「ふるさと自然公園センター」は、写真パネルや模型などによって、折爪岳の成り立ちや自然、動植物について学ぶことができます。また、野鳥の鳴き声やホタルの発光パターンなどを実際に体験することができる展示があり、いつでも自然と触れ合うことができます。

 「もりの学び舎」には、積み木やパズル、楽器など30種類以上の木製遊具が設置されており、木のぬくもりを感じながら幼児から大人まで楽しく木製遊具を体験できます。また、森や木に関する展示物などもあり、家族で楽しみながら学ぶことができます。
 
 山の家は休憩に加えて、宿泊することもできますが、入浴設備、自炊設備及び自動販売機はございませんのでご注意ください。山の家ご利用の際は、前日までにふるさと自然公園センター(0195-23-7599)までお電話ください。

※二戸市側からお車でお越しの際に、ナビで折爪岳山頂周辺施設に設定すると旧道に案内される場合がありますが、車で通行することができないので、ご注意ください。県道24号二戸九戸線の二戸側から折爪岳にご登頂される際は、旧道入り口を九戸側に通過し、約500m先の標識を目印に、折爪ひめほたるラインを利用してご登頂ください。

折爪岳登頂入り口の標識

折爪岳登頂入り口の標識

 

施 設 案 内
施 設 開 館 時 間 休館日
ふるさと自然公園センター 9時から17時 期間中無休
もりの学び舎 9時から17時 期間中無休
山の家(宿泊可) 9時から17時
(宿泊時は14時から翌朝10時まで)
期間中無休
山の家使用料(一人当たり)
【宿泊(1泊当たり)】
一般   個人 410円 団体 300円
高校生  個人 200円 団体 150円
小中学生 個人 100円 団体  50円
【休憩(2時間当たり)】
一般   個人  80円 団体  50円
高校生  個人  50円 団体  30円
小中学生 個人  30円 団体  20円
【注意事項】
1.宿泊の時間は、14時から翌朝10時までとする。
2.団体は10人以上とする。
3.幼児は無料とする。
問い合わせ
二戸市役所商工観光流通課 0195-43-3213
ふるさと自然公園センター 0195-23-7599

ふるさと自然公園センター外観の画像

ふるさと自然公園センター外観

もりの学び舎内の木製遊具の画像

もりの学び舎内の木製遊具

●オートキャンプ場

 折爪岳は、21台の駐車スペースで区画されたオートキャンプ場があり、トイレ、コインシャワー室(有料5分/100円)も完備。
 ふるさと自然公園センター受付では、ドライヤーの貸し出しも行っております。
※利用希望日の前日までにふるさと自然公園センターにお電話いただくか、3日前までに折爪岳ホームページにてご予約ください。
※電話での予約受付時間は9時から16時半までとなっており、折爪岳ホームページからの予約は24時間受け付けています。

ふるさと自然公園センター  0195-23-7599
折爪岳ホームページはこちら https://oritsumedake.com/

 

解放的なオートキャンプ場の画像

解放的なオートキャンプ場

●山頂展望台

八甲田連峰、岩手山、八戸港など360度の大展望が楽しめます。

 

山頂展望台の画像

遠く八戸港を望むことができる
山頂展望台

●立ち並ぶテレビ塔

晴れた日には、山頂展望台から立ち並ぶテレビ塔を見ることができます。

 

テレビ塔の画像

晴れた日のテレビ塔

折爪岳山頂拡大図

折爪岳山頂拡大図

■ 折爪岳の動植物

 折爪岳は、石灰岩地質と豊富な湧き水に恵まれていることから、低地にもかかわらず比較的珍しい植生を見ることができます。
 また、国立公園協会の生物多様性保全モデル地域に指定されており、クマタカの生息が確認されています。初夏には、エゾハルゼミの大合唱を聞くことができ、東北有数のヒメホタルの群生地など、多くの自然が残されています。

●カモシカ

カモシカの画像

日本固有の天然記念物としてあまりに有名です。二戸地方では昔からアオシシと呼び、山の動物のシンボルのように見てきました。最近、人を怖がらなくなったため、人家の近くにも姿をあらわすようになりました。

●エゾチャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属)

エゾチャルメルソウの画像

東北地方から北海道の南西部にかけての渓流沿いで稀に見ることができる稀少種です。深い山と渓流沿いという限られた環境にしか生えないため、めったに見ることはできないですが、折爪岳には群生地があり、6月に開花します。

●アオゲラ(キツツキ目キツツキ科)

アオゲラの画像

背から羽にかけて緑色をしていることから、アカゲラとすぐに見分けることができます。山里から山地の林で繁殖し、折爪岳ではかなりの個体数を見ることができます。本州から屋久島まで繁殖の記録があり、他のキツツキ同様、頭と頬に鮮やかな赤色が目立ちます。緑啄木鳥と書き、日本の特産種です。

シオガマギク(ゴマノハグサ科シオガマ属)

シオガマギクの画像

紅紫色の花が美しい高山植物です。分布は広く、北海道から九州までのよく日の当たる高山の草地に生え、草丈は40から100cmになります。折爪岳では、山頂付近の草地で見ることができ、高山植物として有名なヨツバシオガマもこの仲間になります。

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折爪岳オートキャンプ場利用規約
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折爪岳オートキャンプ場利用規約
リンクはこちら
折爪岳~ホタルと風の調和~
折爪岳ホームページ https://oritsumedake.com/
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商工観光流通課
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説明:産業振興企画、商工業の振興、勤労者福祉、金融指導、出稼ぎ、企業誘致、雇用対策、工業団地、特産品開発、観光事業の振興・企画・調整、地域特産品の振興、グリーンツーリズム、観光物産交流、金田一温泉の振興、エコツーリズム
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